Y.U
一般食品部バイヤー(和風調味料・缶詰)
2010年入社
PROFILE
販売や飲食のアルバイトでの経験を活かしたいというのが就職活動の軸。ベルクは学生時代の先輩が就職しており、オンとオフの区別ができて福利厚生もしっかりしている働きやすい会社だと聞き、エントリー。かつてのアルバイト先の企業から内定をもらっていたが、せっかくなら別の企業、業態で活かしたいと思い、業績も伸び続けているベルクへ入社。
INTERVIEW
01
入社後、中食や調味料、レトルト食品などを担当するグロサリー部に配属となり、8年目に青果部へ。同年に副店長となった翌年、9年目に一般食品部に異動となり、本社勤務に。半年ほどのアシスタントバイヤー経験を経て、現在、和風調味料や缶詰のバイヤーをしています。バイヤーの仕事は多岐にわたり、売上と荒利益を伸ばすことをミッションに、取扱商品の選定や、お取引先様との価格交渉、価格設定のほか、店舗の売場レイアウトや催事コーナーの企画作成、チラシ商品の選定などを行っています。特にベルクの場合は、本社主導で店舗の「標準化」に取り組んでいるため、商品をどこに置くかといった棚割や、店舗に入ってすぐの催事コーナーなどはバイヤーが企画をしていきます。チラシの作成もそうですが、店舗にいた頃は、バイヤーの業務幅がここまで広いとは思っていませんでした。その分、いろいろな経験ができて、成長を実感できます。
INTERVIEW
02
当社には商品開発部もありますが、バイヤーも一緒に商品開発をすることがあります。バイヤーに着任した頃、当時ブームが広がっていた鯖缶の自社ブランド商品開発計画がありました。鯖のサイズや塩分値など、何種類もの鯖を何度も検食して吟味しながら進めた商品開発は面白かったですね。この商品は海外生産のため、現地の工場に足を運んで生産工程のチェックや衛生管理の確認も行いました。そのほかにも、デザインをはじめ表示内容の決定、法的な提出書類の作成など、初めてのことばかりで、先輩たちに教わりながらの作業でした。完成すると今度は店舗での売り場確保です。今回は当社のプライベートブランドですので、ナショナルブランド商品との兼ね合いもあり、展開方法などのバランス感覚が問われました。そうやって、無事販売となったときはうれしかったです。今のところ売れ行きは好調。今後は、デザインなどを見直していく予定で、一度作って終わりではない点もやりがいがあります。
INTERVIEW
03
バイヤーになってからは、日常の何気ないことにもアンテナを張るようになりました。実際の売れ行きに大きな影響を与えるのはテレビ放映だったりするのですが、友人や家族の「最近、アレが気になる」「これがおいしかった」といった言葉に小さなヒントが隠れていることも。また、店舗に設置した「お客さまの声」にもヒントは隠れています。以前、「この商品を扱ってほしい」というコメントがあり、試験的にその店舗で販売してみたところ、なかなかの売れ行きとなりました。早速全店で展開し、今では定番商品になっています。ただ、この商品は一度お取引先様から紹介されていた商品でした。売場スペースには限りがあるため、新しい商品を扱うには既存商品を調整しなければなりません。その時の私は、既存商品と差し替えるほどではないと判断したのですが、結果は既存商品に引けをとらない数値でした。結果が数値で分かり、トライ&エラーができるのもこの仕事の面白さです。
INTERVIEW
04
バイヤーとなって1年半。商品知識をもっと深め、数値管理能力を高めていく必要性を感じています。前年よりも売上が落ちている商品があれば、原因を追究して対策を立てますが、売価を安くして販売量を増やしても利益が上がらなければ意味がありません。そういったときの対応方法がまだまだだと感じています。経験を積み重ねて、自分の思うように数値をコントロールできるバイヤーになっていきたいです。ただ、売上・利益を大切にする一方で、改めて、「必要としているお客さまに安心安全な食品を届けたい」という想いが強くなりました。地震や大型台風の影響で、スーパーからものが消えてしまう。そんな事態に極力ならないよう、例えば台風接近の情報があれば事前に商品確保に動き、店舗に商品を送り込んで準備をしておくなど、これからもお客さまに確実に商品をお届けしていきたいと思います。
DAILY SCHEDULE