H.H
青果部 チーフ
2016年入社
PROFILE
小売り、サービス業界で就職活動をする中で、お客さまへのサービスのためにも従業員のワークライフバランスを整えるベルクの企業姿勢に興味を持つ。入社の決め手は、店舗展開が関東に絞られていることから、異動しても関東内であること、新規出店が多く活躍の場やキャリアアップの可能性が高いこと。実際に、入社後間もなく部門の2番手になり、サブチーフの役割をするなど、キャリアアップと成長ができる環境であることを実感している。
INTERVIEW
01
青果部は、野菜、果物、花を扱う部門です。商品の補充や鮮度のチェックといった売場管理や、発注業務、大根や白菜、キャベツといった大きめの野菜を1/2や1/4にカットして利用しやすいサイズに商品化する作業などをします。売場管理では、常に鮮度の良い商品を置いておくために1日2回売場全体のチェックと補充時に都度鮮度チェックを行っています。例えば、甘みの強いみかんは傷みも早く、朝は新鮮でも夕方には傷んでいることがあったり、葉物野菜は黄色くなってしまったりすることがあるので、重点的なチェックが必要です。傷み始めるサインは野菜や果物の種類によって異なるので、研修でも学びますが、先輩社員に教わったり、自分でも勉強したりしながら覚えています。また、商品加工は主にパートタイマーさんが作業をしています。その作業を円滑に行うために売場状況と時間を見ながら作業指示を出したり、作業室の環境整備をすることが私の役割です。パートタイマーさんからも、作業効率を高める工夫や売場管理のアイデアを出してくれるので、非常に心強いです。
INTERVIEW
02
チーフの大切な仕事の1つに発注業務があります。例えば、寒くなると白菜などの鍋物用野菜がよく売れるので、季節の移り変わりに合わせて売場面積を広げていくことが重要です。ですが、天気予報を見て予測を立てても、思いかけず暖かくなり、売れなかったこともあります。また、広告商品以外のお買い得商品であるスポット商品というものがあります。これは、バイヤーが買い付けた商品の中からチーフの裁量で販売したい商品を選択して発注、販売することができます。ベルクは売場もオペレーションも標準化を推進していますが、商品を販売する楽しさやスキルを磨くためにはこのような仕組みは役に立ちますし、ここがチーフの腕の見せ所だと思っています。店舗によって売れるものは異なりますし、天候や広告商品なども確認しながら発注数量の決定をするのですが、特にスポット商品と類似商品の兼ね合いが難しいです。例えば、ほうれん草がお買い得価格だと小松菜の売り行きは鈍くなるため、発注量を抑える必要があります。難しさもありますが、データを見ながら過去の経験を振り返り、それがうまくいったときはうれしいですね。
INTERVIEW
03
売価の変動によるニーズの予測も、今後、さらに勉強していきたい点です。基本的に売価は仕入れ相場に合わせて本社から指示があり、多少の裁量の中で設定をします。その値下げ幅、値上げ幅を見て、発注を増やすのか、維持するのかといった判断はチーフやサブチーフが行います。夏場にトマトの売価が下がれば、当然売れ行きは良くなりますので発注量を増やします。難しいのは、トマトのように年間を通して需要がありながらも、旬ではない時期の発注量の予測です。冬場に、普段1袋198円のトマトが158円になったら、売れるのか、あまり変わらないのか。お客さまのニーズの変化を予測するのは大変ですが、その分面白さも大きいです。
INTERVIEW
04
今の目標は、お客さまのニーズを予測し、お客さまにもお店にも貢献できるチーフになることです。チーフに着任するまでは、研修のほかに先輩チーフから発注の考え方や売場のつくり方などを学ばせていただき、少しでも近づけるよう努力してきました。その中で常に忘れないようにしていることは、お客さま目線に立つこと。「おいしいリンゴはどれ?」と聞かれても、甘いリンゴが好きな方と酸味があるリンゴが好きな方では「おいしい」が異なります。言葉には出てこないニーズを読み取り、答えを返せる売場スタッフになりたいですね。そうした積み重ねの結果、お客さまから顔を覚えてもらえるとモチベーションが上がります。異動した店舗で、前の店舗でよくお会いしていたお客さまに声を掛けていただいたときはうれしかったです。
DAILY SCHEDULE